
近頃高齢者の交通事故が注目を浴びていますけど
一体高齢者とはどんなものなのか?
もう50近くになった身としてはこれから避けて通れない身なので
ちょっと調べてみました。
何歳からが高齢者?
基本の基本ですけど高齢者とは何歳からなのか?
今までは単純に60歳以上が老人と思っていたけど
今では60歳でもかなり若い人が増えていますよね。
ちなみに内閣府の規定では
65歳以上を一律に「高齢者」と見る一般的な傾向は、現状に照らせばもはや、現実的なものではなくなりつつある
内閣府
あれ?
65歳でも高齢者って定義ではないのかい?
どうも何歳からなのかが決まってないような感じですね。
他の内閣府の調査では何歳から高齢者なのか?
と言う調査を行っています。
これの結果としては
平成元年2月に実施した30歳以上70歳未満の人を対象とした調査結果と比較してみると、「70歳未満」の割合が低下し、「75歳以上」の割合が上昇している傾向がみられる。
内閣府
この内閣府の調査では70歳以上と言うのが5割を超えています。
という事は大体と言う感じですけど70歳以上が高齢者と
一般的には考えられているんですかね。
免許証の更新も70歳を超えると高齢者講習が必要になっていますからね。
高齢者講習を受講しないと運転免許証の更新はできません。
運転免許証の更新期間満了日(誕生日の1か月後の日)の年齢が70歳から74歳までの方で免許更新を希望する方は、更新手続前に高齢者講習等を受講してください。
警視庁
じゃあ70歳以上になると体はどう変化するのか?
若い頃はよかったなぁ
ってよく聞きますけど
若い頃に比べたら年齢を重ねると体はどう変化するにか?
60歳を超える頃になると高音域が聞こえにいと感じる人が増えてきて
70歳を超える頃になると 「軽度難聴」〜「中等度難聴」という聞こえない
のではないけど聞こえずらい音域が増える人が増えます。
これはどういうことかと言うと
車の運転に関して言うと危険の認知が遅れますよね。
人は目の情報が大半を占めていますけど
耳の情報も危険回避には重要な情報源となります。
その耳の情報が減ってくると危険の前兆も見落としがちになります。
情報の大変を占める目からの情報が入りずらくなったら?
人は外からの情報の80%以上を視覚から得ていると言われています。
という事は視覚が衰えてくるともちろん情報の認知の低下が
考えられてます。
では、視覚の衰えはどんな風に来るのか?
一番が老眼ですね。
目の中には水晶体がありまして
その水晶体の調整機能が衰えてくることによってやってくるのが
つまりは老眼です。
年齢を重ねてくるとともに、この水晶体の調節力が失われていき、水晶体のピントを合わせる機能が低下します。
本の文字を読むときに、約30,40㎝以上離さないと見えないよ!
など50歳ぐらいで言ってますがそれが70歳を超えると尚更でしょう。
その場合、適切な老眼鏡をかけて弱まった調節力を補う必要になってきます。
このように老眼は目の調節力が低下するために起こってくる「調節異常」なので調整がスムーズにいかないと運転にも支障をきたしてくるのかなぁ。
身体的変化である運動機能の変化。
運動機能の低下と言うのは
筋力、柔軟性、俊敏性、平衡性、歩行動作、等々の変化 があるのですが
この中で筋力の低下はもちろんハンドル操作やブレーキの操作
でも関わってきます。
危険回避とかにハンドルギューッと回して回避する動作狭くなりますよね。
そして俊敏性
これがやっぱり車の運転にはかなり重要です。
危険回避の動作が1秒遅れるとお分かりかと思いますが
スピードにもよりますけど
10メートル以上差が出ます
危険回避の10メートルはもう致命的な差になります。
それを考えると運動機能の低下はおろそかにできないですね。
だからと言って高齢者に運転を止めろとは言えない。
年齢を重ねてくるとどうしても心身の衰えは仕方ないです。
0歳児でももちろん70歳になるのですから
そう考えるとむやみに75歳以上は免許返納しなさいとは言えません。
今は自分が若いけどじゃあ自分が70歳超えたら返納するかどうか?
自信がありません。
なので最終的には車の進化にお願いするという方法です。
車の急発進防止装置は必須。
急発進防止装置の『ペダルの見張り番』 なるものがかなりの勢いで
売れているとか。
そりゃこういう装置があるのは本人も家族も安心しますよね。
地域の状況からどうしても運転をしないといけないところもあります。
そうなるとこのような運転補助装置?
なるものを取り付けるのが高齢者の運転を補完してくれるので
是非考えた方がいいと思いますよ。
もちろん車メーカーも対策をしています。
トヨタは「踏み間違い時サポートブレーキ(インテリジェントクリアランスソナー)」
これからは日本はかなりの高齢者社会になるのでこんな対策が必須
になってきますね。