歯の病気と言えば虫歯！
と言う人が多いとは思いますが
若い時は確かに虫歯になる人が多いけど
４０，５０代になってくると
歯周病を気にしないといけません。
むしろ虫歯よりも歯周病の方が怖いと言えるかもしれません。
歯周病とは何か？
歯周病とむし歯（う蝕）は歯科の2大疾患といわれており、成人期において歯を失う原因の多くは、歯周病もしくはむし歯によるものです。ここでは、歯周病の原因などについて解説していきます。
厚労省e-ヘルスネットより
そうなんです。
大人になって歯が無くなっていくのは原因としては
歯周病がかなりの部分を占めています。
それほど歯周病と言うのは聞いたことはあるけど
どんなものなのか知らないことが多いようです。
歯周病とはどんなことなのか？
歯と歯ぐき（歯肉）の隙間（歯周ポケット）から侵入した細菌が
歯肉に炎症を引き起こした状態（歯肉炎）
それに加えて歯を支える骨（歯槽骨）を溶かしてグラグラにさせてしまう状態（歯周炎）
を合わせて、歯周病といいます。
細菌の作り出す酸によって歯が溶かされて、歯に穴があく病気がむし歯で、
歯周病はむし歯とは大きく異なる病気です。
厚労省e-ヘルスネット
虫歯は歯の土台から失くしてしまうものではなくて
１本、１本の歯が無くなっていくことですが
歯周病は歯の土台が悪くなっていく病気で
歯の土台が悪くなると一気に歯が何本も無くなってしまいます。
ここが歯周病の一番怖い部分です。
歯が無くなるのがけた違いに多いのです。
なので中高年の歯の病気は特に気を付けないと
その後の健康にかなり影響してきます。
歯周病の元となるものは何？
歯周病には、歯周病原菌といわれる細菌が関わっていると考えられています。
歯みがきが十分でないと、歯垢（プラーク）が歯と歯肉の境目に増えていきます。
プラークの中には、1mgあたり1億個以上もの細菌が含まれます。
細菌が産生する毒素によって、歯肉が腫れたり出血しやすくなったりします。
この状態から進行していくと、歯肉が炎症によってどんどん腫脹し、
歯周ポケットが深くなります。
深くなった歯肉ポケット（歯肉溝）の中は歯周病の病原菌の繁殖しやすい
酸素の少ない状態であるため、歯周病原菌の繁殖はさらに進むことになります。
また、プラークの中の細菌などは唾液に含まれるカルシウムやリン酸と結合して、
歯石という軽石のような硬い物質として歯の表面に付着します。
細菌はこの歯石を足がかりにして、さらにポケットの奥深くへと進行していきます。
進行していくと、歯周病原菌の毒素は歯を支える歯槽骨を溶かしていき、
歯がグラグラしてきたり、歯肉が下がってきたり、歯が抜けてしまったりします。
厚労省e-ヘルスネット
子供の頃は歯の隙間ってほとんどないですよね。
それが３０代、４０代と年齢が進んで来るうちに
歯と歯の隙間広がっているの気づきませんか。
そうなんです。
子供の頃は歯の隙間がないから
細菌も歯の隙間に入りにくい状況なんですよね。
でも、年取って歯の隙間が広がってくると
当然ながら歯の隙間に細菌が入りやすくて
繁殖しやすい環境を作ってしまいます。
その細菌のせいでもっと歯の状況が悪くなり
歯の土台である歯茎も腫れたり下がってきたりと
状態が悪くなるとますます歯が抜けやすくなります。
こうなってくるとなかなか歯茎の再構築が
難しくなってきます。
そうなる前に出来るだけ早く対策を講じて
出来るだけ自分の歯で食事をして
健康寿命を延ばしたいものですね。
歯周病の特徴として。
歯周病の直接の原因は、プラークに含まれる細菌です。
従って、歯周病は歯みがきのしかたが悪い方に起こりやすくなります。
また、喫煙者は非喫煙者と比較し歯周病に3倍以上罹りやすいといわれており、
糖尿病の方も歯周病が進行しやすいことが知られています。
その他に金属やプラスチック製のかぶせものやつめものと歯の間に段差や隙間があると
プラークが付着しやすくなり、歯周病を悪化させる原因の1つとなっています。
厚労省e-ヘルスネット
これを見てみると
歯磨きがいかに大事なのかがわかってきます。
でも、歯磨きって適当にしている人も多いですよね。
しかし、喫煙者が歯周病に３倍かかりやすいって
喫煙は体のたくさんの部分に悪い影響がありすぎます。
少なくともタバコは止めた方が良いですね。
歯の治療にも気を付けたいです。
歯の治療は長い時間かかります。
４０，５０代になって虫歯が１本もない人も
なかなかいないでしょうね。
私も歯の治療をして虫歯の穴埋めとして
銀の詰め物を歯に詰めてあります。
この銀の詰め物半年に一回ぐらい外れました。
そのたびにもちろん再治療です。
これもかなり時間がかかります。
そうなんです。
若い頃十分に歯磨きをしていなかったので
その付けが来ていると感じています。
タバコはもう吸わなくなって１５年以上がたっていて
あの時やめてよかったなと感じています。
それが歯にも良い事だったとは意外でしたけど
健康に良いではなくて年を取って体のどこかが悪くなって
調子がよくなくなりますけど
それに加担するような悪い習慣出来るだけ早くやめた方が良いですね。
この年になって初めて実感しました。